株式会社 室伏製作所

1959年創立のベアリング保持器専門メーカー。φ15~φ1400までのあらゆる形状に対応。

商品情報
新幹線・海外高速鉄道向け【円筒保持器】
リストの画像E5系、E6系、E7系など、日本の新幹線には当社の円筒保持器が欠かせません。新幹線の1車両には車軸が4本あり、合計16個の保持器が使われます。例えば17両編成の秋田新幹線なら、当社製品は272個も必要となります。日本の新幹線の安全性は世界一だと言われていますが、それを支えているのは、ベアリングを始めとする世界最高品質の構成部品なのです。
エレベータ巻き上げ装置向け【自動調心保持器】
リストの画像樽状コロを「等間隔」に配置させる自動調心保持器は、エレベータ分野で活躍しています。エレベータを「なめらかに、高速に、安全に」昇降させるための「巻き上げ機」には、700mmクラスの大きなベアリングが使用されます。東京スカイツリーの東芝製エレベータは、500円玉を立てて、350メートル先の展望デッキまで、倒れることなくスムーズに昇降することが実証され、テレビでも話題になりました。
組立までの一貫生産【ワンウェイクラッチ】
リストの画像一方向にしか回転しない特殊な構造のベアリング、ワンウェイクラッチ。当社ではOEMで材料調達から出荷梱包までの一連の工程を担当しています。外輪・内輪にワンウェイクラッチを組み込んだパッケージタイプワンウェイクラッチは、高いトルクやねじりの強さが要求される建設機械などに使用されます。
組立てまでの一貫生産【AZKスラストベアリング】
リストの画像精密に加工された保持器と円筒コロを組み合わせた、「上下方向からの荷重」に強いベアリングです。小さなスペースで使用でき、高剛性で大きな負荷能力を持っており、産業機械分野全体に需要があります。自社開発の特殊技術と、最適な工程設定により、作業者1名で、15,000個/月の生産能力を保有しています。
1400mmまでの【全ての形状】の保持器に対応
リストの画像ベアリングの起源は15世紀までさかのぼります。その基本的な構造を考察していたのは、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチです。500年経った今も、ベアリングを構成する①外輪②内輪③玉・コロ④保持器の基本構造は変わりません。しかしながら【保持器】は、加工技術の進歩と共に、より薄く、かつ強固に変革を遂げました。海外のエンドユーザー様も増えており、近年は外観品質にもこだわり、製造しています。
【多品種少量生産】に特化した生産ライン
リストの画像ベアリングは新幹線やエレベータのほかにも、航空機、風力発電、工作機械、エコ家電等、回転するあらゆる箇所に使用される「産業のコメ」とも言われる製品です。それぞれの分野に目を光らせ、戦略的・計画的に設備投資をすることで、お客様が必要な時に、必要な量をフレキシブルに供給できるような生産ラインが確立されています。